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家の扉を開け、二人で入る




A「ユンギ、先にお風呂入りな
俺は入るなって言われてるから」


「…」


A「飯はどうするかな
なんか食いたいもんある?」




Aの声が遠ざかる




リビングに向かうAの後ろを


俺はついていけなかった






足が動かなくて



前に進めなかった






A「ん?ユンギ?」






立ち尽くしてた俺に気づいたAは


リビングに向けて歩いていた足を

俺の方へ戻して戻ってくる






A「どうした、ユンギ」




「…」





A「ユンギ?」






俺は、俯いて震えながら



唇を噛み締めて




握りしめた両手で


Aの胸元を何度も何度も叩いた





「っ」





「くっ、ぅ…」





「ぅっ」





泣き声を漏らしながら


何度も、何度も



鈍い音を立てて殴った






A「ユンギ…」





「…」






A「ごめん、ユンギ…

また、凄く心配をかけた…」



「ぅっ、ぅぅっ…」





「心配したんだぞっ」



A「うん…」


「テレビでっ、お前が死んだニュース見た時とっ
同じように息が出来なくなってっ
何も感じなくなってっ
生きる希望がっ、無くなった気分だったんだぞっ」



A「うん…」


「目の前真っ暗になってっ
なんも見えなくてっ
お前の事もっ、分からなくなるくらいっ」



A「うん……」


「お前がいない世界がっ、またっ来るのかもってっ…っ
生きた心地がしなかったんだぞっ、ぅ"っ」





A「ごめん……ごめん、ユンギ…」





ぎゅっと強く抱きしめられ


体がふわっと暖かくなる




A「ごめん…

本当にごめんな…」





Aの胸に顔を埋めて


顔を擦り付けながら

Aの香りを感じる




ふとAが離れそうになって



また腕に力を込める






A「ユンギ…顔、上げて」





その優しい声に



ゆっくりと少しの距離を置くと


Aの声へ顔を向けた








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BINA(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます!😊 (1月30日 10時) (レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
ミク - やっぱり最高です!いつも楽しく見させてもらってます!(*´▽`*) (1月27日 13時) (レス) @page14 id: 9ef243ee9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:BINA | 作成日時:2024年1月16日 16時

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