記憶の欠片を拾い集めてーculminationー2

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〈Aくん！二次会行くでしょ！？〉


｢いや、俺明日も早いから帰るよ｣


〈えー何でよ〜
私たちとまだ約束してないじゃん〉


〈一回でいいから付き合ってよ〜
満足させる自信あるし！〉


｢そういう問題じゃないでしょ〜
あと、俺本当に結婚してるから｣


〈嘘だって〜！
写真も見せてくれないし
指輪だけなんて誰でもしてるよ〜？〉


｢じゃあどうやったら信じてくれるの？｣


〈そりゃ会わせてくれないと〉



なんでわざわざ


他人の君らに俺の大事なユンギを会わせないといけないんだ



そんな権利ないだろ




そう思いつつ


世間へのイメージも崩しかねないから

優しく対応を繰り返す




早く帰ってくんねぇかな…




スホも俺と同じ状況だし





〈ねぇAくん
本当に結婚してないんでしょ？
緊張してるんだよ〜〉


〈私とデートしてよ！〉


〈私自信あるし！
会社にも入れてよ〜〉



おふざけが過ぎるな…


あぁ、どうしよ





そう思っていた時




後ろから急に

誰かに抱きつかれた





俺はてっきり

女かと思ったんだけど





ほんのり香るかおりと



白くて男らしい、でも可愛い手



痩せすぎな体つき




ユンギだって


すぐ分かった








YG｢ネッコヤ！！！｣







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