そんなの全部、関係ない【JK×TH】

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｢それで？この時間にどうしたの？
お店閉まっちゃったけど｣


JK｢これ｣


｢ん？あぁ！｣



昨日ヒョンの車に忘れたマフラーだっ


いつ取りに行こうかって思ってたんだった




｢ありがとう〜
わざわざ届けてくれたの？｣


JK｢はい、ヒョンに頼まれて｣



いつも通り淡々と話すジョングガに


これに愛嬌があればなぁ〜なんて思う




小さい頃は愛嬌まみれだったらしいけど



今はなんか少しだけ


他の学生より大人びてるなって思う




僕のパン屋に来る学生の中には


ジョングガのファンの子とかいるんだけど


その子達を見向きもせずに

勉強したり僕と話してるし




｢マフラーありがとね！｣



そう言って受け取ろうと手を出すと


ジョングガは持っているマフラーを後ろに下げた




｢？｣




疑問に思って顔を上げると


フワッと暖かいものに包まれて驚いた





ジョングガが僕にマフラーを巻いていて


至近距離にある顔に

心做しかドキッとした



ジョングガの香りが少し香って


それにまた胸が動く




JK｢ちゃんと暖かくして
風邪ひかないようにしてください｣



マフラーを巻かれた僕の髪を


優しく撫でて直すジョングガは



優しい声で呟いた





何、何なの



心臓がうるさい…





JK｢ヒョンに風邪をひかれたら
毎日会えなくなるから｣




そう言って笑うと


お疲れ様です、と去っていくジョングガに



いつものジョングガと違う…


と思いながら

その大きくなった背中を見つめた




僕と同じくらいになってんじゃん…身長




毎日好きですと伝えられる時は


ドキドキなんてしないのに



風邪の心配されただけで


なんでこんなにドキドキしてるんだ…



もぅ…僕馬鹿だ…


もしや風邪あったりするのかな…




自分の額に手を当てて




ため息をついて


閉店作業を続けた







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