苦しい過去を乗り越えてーREMEMBERー

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A｢ごめん……｣


｢許さない｣


A｢……｣



｢俺が運命の人じゃないの
ヒョンは俺より大切な人がいるの
俺より女の方がいいの
俺が遊びなら早く言ってよ｣


A｢ユンギ、違うって｣


｢やだ、信じない、嫌い｣


A｢ユンギ｣




頬を包まれて、涙を拭われる




A｢ごめんね、沢山傷つけた
ユンギを守るためだったけど、ユンギを傷つけたら意味ないよね、ごめん……

俺はユンギだけだよ
俺はユンギとだから生きていける
ユンギがいなかったら俺死んじゃうし
俺の運命の番はユンギだけだよ

ヌナを優先したつもりは無いけど
ユンギを蔑ろにしてしまったと思わせてるなら俺の落ち度だ、全部俺のせい


本当にごめん｣


｢ぅっ、うぁぁ、なんでっ｣


A｢ごめんねユンギ
愛してる、ユンギだけだよ｣



ぎゅっと抱きしめられて


俺だけのヒョンだって俺も抱きしめた




｢嫌いだもんっ｣


A｢うん、ごめん……｣



頭に沢山キスを落として


額を擦り寄せるヒョン




A｢本当にヌナとは何も無い……
キスもした事ないし、素肌に触れたこともないよ、本当に｣


｢……ぐすっ、ほんと？｣


A｢本当、家に入ったこともないし
ホテルに行ったこともないよ
部屋の中まで送ったことは無い｣


｢……｣


A｢それに、抱きたいとか感じない
俺が触れたいのも抱きたいのもユンギだけだよ｣


｢本当に……？｣


A｢うん｣


｢んん｣


A｢ユンギ〜｣




ごめんね、沢山傷つけたね




そう言ってキスをするヒョンは


ゆっくりと俺のスーツの下へ手を入れた








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