苦しい過去を乗り越えてーREMEMBERー

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あっつい夏の部屋で



ささやかな風を浴びながら


季節関係なく抱き合ったその日は



今まで過ごしてきた日々と少しだけ違って




ドキドキした






A｢ジミナ〜｣


｢ん〜……｣


A｢もう夜だぞ
自分の部屋戻りな｣


｢やぁだ
Aとまだいる…｣


A｢っ、はぁ
恋人になってから、お前もっと可愛くなって困ってる｣


｢んー？へへ｣


A｢確信犯……許さん｣


｢あはははっやめてっくすぐったい〜笑｣


A｢このやろ｣


｢いひひひっ｣


A｢ちゅっ｣


｢んむっ？んん、はぁっ｣


A｢可愛すぎる｣





Aも、かっこよすぎるんだよ……



擽られ、押し倒されたまま


Aを見上げていると

なんだか変な気持ちになってくる





A｢今日……本当に家に帰らない？｣


｢へ？｣


A｢戻らないなら……｣



Aの目に、ドクンと心臓が音を立てる





｢戻らない……｣





そう伝えると


Aは余裕なさそうに笑って

自分を抑えるように
額にキスを落とした




A｢母さんにジミナの分の飯もって言ってくる｣


｢うん……｣




頭を撫でられて


ドキドキしたままAの後ろ姿を眺めて

そっと心臓に手を置いた








｢ぁっ｣


A｢ごめん、痛かった？｣


｢ぅうん……っ大丈夫……｣



二人とも初めてだから


その夜の二人はぎこちなくて



でも、すごく幸せだった




｢はぁっ、ぁっ、んんっ｣


A｢はぁっ、んっ｣



この時のAは


まだ幼くて慣れてない感じで



可愛かったなぁ





なんて






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