無償の優しさと愛を【JM】 (ページ10)

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驚いた

ジミンくんが

この部屋で俺に話しかけたことなんて

本当に一欠片もなかったから

ルール説明とか

ちょっとした事とかなら

あったけど

もう終わり？なんて

命令文じゃない言葉は初めてだ

「この後予定があってね」

くてっとベッドに横たわるジミンくんに

ベッド横に座って言った

JM「なんで…」

「？」

JM「なんで君は…他と違うの…」

「違う…？」

JM「君だけ、他と、なんか違う」

虚ろな目でそう行ってきたジミンくんに

俺はドキッとした

ワンチャン、好きなのバレたかもって

バレたらコレクションから外されるだろうし

この行為を嫌がってそうなジミンくんが

変態の集まりに囲まれるよりか

週一でも、体を気遣ってあげたかった

どの分際でって感じだけどね

所詮俺も

自分の好きだって欲を

こんな関係を使って

ジミンくんに近づいた

最低な男だから

JM「分からない…けど
君だけ、なんか違う…」

「っ」

ポロッとジミンくんの瞳から

綺麗な涙が零れて

驚いて、慌てて優しく拭った

JM「何が違うの…わかんない……」

俯いてそういうジミンくんに

声をかけようと口を開いた時

JM「もう帰って」

と、言われてしまい

少しの疑問やモヤモヤを抱えつつ

そのまま服を着て部屋を出た

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