無償の優しさと愛を【JM】 (ページ45)

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「…ねぇ」

A「んー？」

「バイト終わったら…来て」

A「いいよ？」

「僕のこと抱いて」

A「え、でも今」

「いいから」

A「疲れてるでしょ、良くないよ」

「いいから、して」

むしろその方が都合がいい

いつどんな時も受け止めないといけないんだから

それに彼の優しい行為なら

結腸も痛くないかもって思うから

少しでも慣れたい

それしか僕には出来ないから

やるしかないんだ

A「取り敢えず迎えには来るよ
何時に終わる？」

「朝の五時くらい」

A「そんな遅いの？」

「四時に閉店して
片付けで五時」

A「ちゃんと寝てる？」

「寝てる」

A「心配だなぁ」

僕を抱え直してそういう彼

心配する必要なんてない

とっくに壊れてるから

もう手遅れだから

外に出ると車に入れてもらって

そのままバイト先まで行くと

15分の余裕があってほっとした

「じゃあ…」

A「待って
少しマッサージしようか」

「ぇ」

A「そんなすぐ立って働けないよ
時間あるでしょ、5分で終わらせるから」

「…うん」

後部座席を倒して

そこにうつ伏せに寝転がると

腰を中心にマッサージしてくれる

「慣れてるの」

A「親父とか男共によくやれって頼まれるから」

「そう…」

すごく気持ち良くて

終わった後は体が軽かった

僕が彼とした後って

毎回やっててくれたのかな

なんてまた心が変になる

「あり、がと…」

A「うん、また後でね
バイト頑張って」

そう言って頭を撫でられて

変な気持ちに拍車がかかって

慌ててバイト先に入った

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