無償の優しさと愛を【JM】 (ページ44)

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次目が覚めた時

僕は裸で適当に毛布をかけられて寝ていた

バイト…まで

やばい、時間ない…

でも足腰立たないし

少し休めば行けるか

でも、バイトまで行く手段が…

「……」

焦っていた僕の手は

勝手に彼の連絡先を開いてた

A「ん？ジミンくん？」

SH「おーい、今会議中だぞコノヤロウ」

「バイトまで時間なくて
でも、立てない…」

A「今どこ？」

「学校に近い方のホテル」

A「今行くよ、準備してて」

「…うん」

なんか取り込み中っぽかったのに

すぐ来てくれるという彼

「…」

僕は座り込みながら服を集めて

ゆっくりと着替えると

這ってバッグを取って

中の水を飲み干した

それから少ししてドアがノックされて

パスワードを送ると開いたドア

A「ジミンくん？」

汗の滲む彼に

また変な気持ちになる

A「おいで」

座り込んでいた僕を軽々と持ち上げて

そのまま部屋を出る彼

おぶられて首に腕を回すと

今度は暖かかった

「ねぇ」

A「んー？」

「なんで来てくれたの」

A「ジミンくんが困ってるから」

なんて当たり前に言う彼

「…」

肩に顔を置いて

彼の顔をのぞき込むと

相変わらず優しい顔をしていた

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