無償の優しさと愛を【JM】 (ページ33)

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ジミンside

｢ぁぁっ、はぁっ、はぁっ｣

座る彼に真正面から抱きついて座る僕

彼の肩に顎を置いて抱きしめながら

後ろから出ていく液体に安心した

嫌だ、怖い

と感じるものが

体の中から出ていって

心の中も

綺麗にしてくれた気がした

A｢冷えちゃったから
一回湯船に浸かろうね｣

僕をそのまま持ち上げて

ジャグジーのある円形のお風呂に入ると

僕を横抱きに変えた

A｢暑くない？｣

｢服……｣

A｢いいよ俺は
いいから、温まって｣

頭を撫でられて、また目の前が滲む

首に回ったままの腕に

無意識に力が入った

A｢っ？｣

鼻と目の先に

君の顔がある

優しくて暖かい

君がいる

僕はそっと

腕に更に力を入れて

初めて僕から彼にキスをした

A｢っ｣

前戯でもない

深くもない

ただのキス

目をつぶってキスをした時

彼がピクっと動いたのが分かった

その後、優しく唇を押し返す彼

ゆっくり目を開けると

かっこよくて優しい彼と目が合った

そのまま顔を離して目をつぶり

彼の胸に寄りかかると

彼は僕を抱えて体を洗ったあと

風呂を出た

二人ともバスローブに着替え

僕はベッドに降ろされる

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