31 ページ31
.
A side
驚いたのはこれで二回目
また、すぐ来てと言われたホテルは
俺とジミンくんの
また家の近くにあるホテルだった
最近、会う度に
どこか人間味が無くなっていくジミンくんが
心配で仕方なかったのに
急に呼ばれて
着いた入口前には
こんな季節に反して薄い服を着て
ガードレールに座る
儚い空気をまとった
ジミンくんがいた
俯いた目は光を帯びてなくて
触ったら消えてしまいそうだった
だけど放っておけなくて
上着を優しく被せた
何かあったのか聞こうとすると
胸に額をつけるから
ドキドキ言う心臓にバレないように
優しく抱きしめた
何があったのか
その理由は
彼の体を見たら一目瞭然だった
ねぇ、その傷って
前殴られた人にされたの？
それとも別の人？
詮索したいけど
それだとなんか壊れてしまいそうだから
俺はジミンくんを抱えて
後ろからまだ溢れるそれを
掻き出そうとお風呂に向かった
俺を拠り所としてくれるなら
それで嬉しいから
今はそれでいい
それだけでいい
だから
優しくするのは
抱かないのは
許してね
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 291人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「BTS」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
BINA(プロフ) - 水仙さん» ありがとうございます( *´﹀`* ) (12月4日 22時) (
レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
水仙 - 面白すぎます！！！！！！、 (12月4日 20時) (レス) id: 48d71faf73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：BINA
| 作成日時：2023年12月1日 0時
