無償の優しさと愛を【JM】 (ページ24)

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学校が終わって

その日も適当に人を呼んだ

僕はいつも

学校近くのホテルで

誰かを呼んで

疲れきった体でそのまま寝たあと

夜中の居酒屋で

バイトをする日々を過ごしてる

夜中のバイトは時給高いから

ホテルで寝てから

オールでバイトして大学に行く

少し変な時間軸で過ごしてる

〈お待たせ〜〉

さっきの男が手を振ってやってくる

寄りにもよってこいつかよ

適当に連絡してこいつとか

最悪だ

〈SM系の部屋はいんね〜？〉

「好きにして…」

どんなことをされても

慣れなきゃいけないんだから

相手のすきにさせてやった方がいい

それから入った部屋は

今までとはまた別の

濃いピンクの少し暗めの部屋だった

〈うわぁー久々〜〉

なんて楽しそうな彼に

僕はいつも通り

されるがままに体を委ねた

「ん"ぅぅあああ"っ〜〜〜」

〈へぇ、玩具意外に初めて？笑〉

「ぁっ、んんぅ"っぁ"っ」

不規則に僕の中で動く

彼では無いもの

規則性も無いし

体温も感じないから

なんか怖かった

今までより怖かった

〈次はこれ入れる？
これもつけて〉

なんてどんどん付けられていくブツに

僕は新しい感覚に

溺れるしか無かった

「は"っ、あぁ"っ、う、んんぅ"っ」

〈沢山いった後の中最高〜っ〉

「ぅぅうあああ"っ、んぐっ、はぁっ」

〈いつもより喘いでて可愛いね〉

頬を撫でられて

ゾッと背筋が凍る

なんで

なんでこんな時に

A〝少しでもいいから、俺を頼って〟

君が出てくるの

君の優しい手とか

君の優しい声とか

君の優しい瞳とか

なんで忘れられないの

顔も覚えてなかったのに

こんなこと

今まで無かったのに

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