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ジミンside
学校で視線を感じて
でもそれは色目とか嫌な視線とかじゃなくて
何となくその方向に目を向けると
ぼーっと僕を見る彼がいた
僕が顔覚えてたの、初めてかも…
なんて思ったら
なんか変な気分になって
慌ててその場を後にした
何してんだろ僕…
一回優しくされたくらいで
情でもわいたの？
そんなことしても仕方ないのに
結局僕は道具なのに
安心なんて言葉
僕の辞書には無いのに
書けるわけないのに
どんどん早歩きになって
でも誰かに腕を引かれて
驚きつつそれを出さずに振り返った
〈ジミナじゃん〜〉
「？誰…」
〈いやコレクションの顔忘れんなって笑〉
「あぁ…」
にやけて笑うこいつに
少し嫌気がして手を振り払う
〈ねぇ何その傷〉
「？」
〈そういうプレイも好きなの？
今度やってあげようか？〉
「あぁ…」
そうだ、よね
普通そう思うよね
怪我してたら
そういうプレイ好きってなるよね
なんで彼は
僕が殴られたって分かったんだろう
誰かにやられたんだって分かったんだろう
「離して」
〈いつでも呼べよ〜〉
その声を背に
そのままその場を後にした
なんでだろう
前から道具扱いとか
プレイボーイ扱いなんて
いくらでもされてきたのに
何でイライラするんだろう
なんで少し胸が痛むんだろう
僕に感情なんて要らないのに
なんで心臓が酷く動くんだろう
いっそ本当に
人形になれればいいのに
そしたら苦しまなくてすむ
僕は間違えて人形に感情を入れてしまったような存在
人に遊ばれ使われ
壊れたらすぐ捨てられる
そんな存在
なのに
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BINA(プロフ) - 水仙さん» ありがとうございます( *´﹀`* ) (12月4日 22時) (
レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
水仙 - 面白すぎます！！！！！！、 (12月4日 20時) (レス) id: 48d71faf73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年12月1日 0時
