無償の優しさと愛を【JM】 (ページ16)

今日:34 hit、昨日:8 hit、合計:61,285 hit

16 ページ16

.

Aside

SH「あんまん上手いですか」

「はい、最高です」

俺のせいで怒られたスホは

じとーっと俺を睨む

今日は会社の人たちと飲み会

平屋の大講堂に集まって

みんなで畳に座って

酒を飲み明かす

〈若ぁぁぁぁあ
酒飲めるようになったんすねっ泣
大きくなられてぇぇぇえ〉

「ははは
酒飲めるようになってからもう一年経ってるよ」

〈うわああああんっ〉

「泣き浄土多いな…」

SH「俺酒運びすぎて肩いてぇ
ギャラ出ろよマジで」

「親父に言っておくよ笑」

SH「うわ、ナイス
後でいい酒持ってきてやる」

「お、サンキュ」

なんて忙しそうにあちこち回るスホ

あいつなんでも出来るし

要領いいから

すぐこういう仕事任されるんだよな

俺も手伝いたいけど

周りが離してくれない

日も跨いで

酔いつぶれた奴らと

まだ騒がしく笑っている奴ら

親父「A〜まだ飲んでるか〜？」

「飲んでるよ
俺強いから
周りだけ死屍累々だよ」

親父「はっはっはっ
今日は祝杯だからな！」

「仕事また上手くいったみたいだな」

親父「新しい部署が荒稼ぎしとるわ」

「あーハジュンさんだっけ」

親父「多少裏はありそうだが
今は様子見だ
まぁ、今回の件で少しは見直したがな」

「そっか」

ハジュンさんは新参者

確か新しい事業ってのは

アパレル系だったっけ

この男所帯にアパレルって

と笑ってはいたが

センスが良いからか

女性からも支持があるらしい

親父が楽しそうに笑う中

俺はスマホの振動に気がついた

そこには

〝◇◇ホテル、今すぐ、すぐ来て〟

そんな通知が

ジミンくんから来てて

こんなの初めてだった

.