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〈ホテル代置いとくね〜
次いつ呼んでくれる？〉
コレクションの顔は
一々覚えてないけど
でもいつも同じようなセリフを言ってくるから
なんとなくは覚えてる
でも大学で声をかけられても
多分分からないと思う
分かりたくもないけど
「適当」
〈すぐ行くからね〜〉
それだけ言うと
ご機嫌に出ていく男
所詮男も女も
こんなものだ
女は苦手だ
母さんは僕に暴力を奮って
楽しそうに笑い
たまには僕の体を触って
うっとりとしていた
人生で一番の恐怖は彼女だった
だから、僕はずっと
女が苦手
触れるのも
話すのも
全部が恐怖だった
男の方がまだましだ
シャワーを浴びて
ホテルを出て
自分の家に帰る
SH「おーい、早くしろよ
連中が待ってんぞ」
A「待って
肉まんかあんまんで迷ってるから」
SH「男なら肉まんでいいだろ」
A「何それ
あんまんの美味しさ知らないの勿体ない」
SH「あんまり待たせると怒られるの俺なんだからな、若」
A「その呼び方はやめてくれるかな」
そんな会話が
通り過ぎたコンビニから聞こえてくる
そんな平和な会話
した事ないな
僕も普通に生まれて
人として生きていたら
そんな会話ができたのかな
優しい声をした二人に
ふとそんなことを思って
更に心が沈んだ
でもこの後
もっと沈むことになるのも
さっき聞いた声に
また会うことになるのも
僕は知る由もなかった
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BINA(プロフ) - 水仙さん» ありがとうございます( *´﹀`* ) (12月4日 22時) (
レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
水仙 - 面白すぎます！！！！！！、 (12月4日 20時) (レス) id: 48d71faf73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年12月1日 0時
