無償の優しさと愛を【JM】 (ページ11)

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俺だけ違ったのは

単に俺が君を好きだからなんじゃないかな

他の連中はただ欲求を満たすため

俺も欲求を満たす分には

間違ってはいないけど

また種類が違うから

人を見て、人の一挙手一投足に敏感な君は

微かに俺の恋心に気づいたのかもね

君は人をよく見ているから

俺自身、今までこんなこと無かったから

少し動揺をしてはいた

SH「なんかあった？」

なんてスホに聞かれちゃうくらいだから

飯を作りながら

俺はずっと考えてた

あの涙のわけと

ジミンくんの違和感に

「なんでコレクションなんてしてるんだろう…」

SH「そんなの、色んな男と好きなだけやりたいからだろ」

「ううん…それならもっと積極的でもいいと思うんだよね…」

SH「何それ、お前が足りないって話？」

「ちげぇわ」

「はぁ、なーんかさ…
あの行為がやっぱり苦手そうなんだよね…」

SH「じゃあなんであんなことしてんだよ」

「それが分からないから今悩んでだろーが」

SH「へぇ、あのAでも他人に対して分からないこととかあるんだ」

「そりゃあるよ
彼は特別だからね」

SH「…」

飯を作り終わって

スホとテーブルに座る

SH「なんか、なんやかんや
お前はジミンを抱いて、ジミンもその行為が好きだから
お互いWinWinだと思ってたけど
ちげーみたいだな」

「俺も最初はそんな感じだと思ってたよ
だけど、何もかも違った」

SH「お前がその関係をやめたところで
他の男共がいるし
行為が苦手だろうが嫌いだろうが
ジミンはコレクションを続けるんだろ」

「そうだろうね…
だからこそ、根本からやめさせるためにも
今どんな状況なのか、知らないと」

SH「それは好奇心とかじゃなく
あいつが好きだからか」

「俺のものにしたいとかは二の次
どちらかと言うと好奇心が勝ってるかもね」

SH「そうか？
俺には、ジミンを大事にしたいってお前の気持ちがよーく見えるんだけどな」

「うるさいな」

なんでもいいけど

俺は自分を良い人だとは考えない

結局は最低な男に変わりは無い

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