あなたと共に築きたい【HS】3

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ジョングクside






俺は悪くない



何も悪くない……





そう思って過ごしてたはずなのに




アッパの顔を見ると


ヤンコチを食べると


三人でいると




心が苦しくて仕方なくなる




あの日


言い過ぎたのは分かってる



でもゲイの事を話して


否定したのは



間違ってないと思う






だって、俺だってあんなに皆に……






〈なぁ〜なんかお前のお父さんが仁川で前見たあのジョングガの好きなイケメンのお兄さんと手を繋いでんの見たんだけど

もしかしてゲイ？付き合ってんの？〉



ポカンと聞いてきた友人に


クラス全員が反応した



〈えー！見えない！〉


〈ゲイってなに？
男同士のやつだっけ、えーきも〉


〈ジョングガ知ってたの？
受け入れられるとか無理笑〉


〈じゃあジョングガも男好きなの？〉




あははははって笑い声が響いて


怒りが込み上げた




ゲイって言われたことに怒ったのか



アッパをバカにされたからかは分からない





いや、俺が馬鹿にされたから腹たったんだ





｢巫山戯た事言ってんじゃねぇよ｣





そう言って胸ぐらを掴むと


慌てた当人と周り




｢確信もねぇのに変な噂流すな…
お前そんな最低な人間だったのか、はは｣




なんて誤魔化せば


みんな俺の本気度に気づいたのか

なんだ、気のせいか…あははって



一段落してホッして



でもその後、付き合ってた彼女に呼び出された





〈ジョングクくん……
私、ジョングクくんのこと好きだけど
お父さんがゲイかもってなったら
ジョングクくんもそうなるのかなって怖い〉


｢え？｣


〈今日からもう一緒に帰れないや…
変な噂は困るし…ジョングクくんのかっこいいしなんでも出来るから好きだけど……ごめん〉




そう言って一方的に別れられて



俺の堪忍袋の緒が切れた







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