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YG「ぁ、ヒョン？
ううん、病気とかじゃなかったんだけど…
その、……」
チラッと私を見たユンギさんは
少し不安そうで
思いっきりの笑顔で頷くと
また笑って、前を向いた
YG「妊娠……したみたい、で」
A「……」
こしょこしょ聞こえていたAさんの声が
はたと止まった
二人がその場で息を飲んだ瞬間
A「今何処！！」
YG「ぇっ、あ、あの、近くの公園で
パクさんもい」
A「待ってて、そこ動かないで！」
YG「え？」
電話の切れた音と
ポカンとする私たち
Aさんのあんな焦った声
初めて聞いた
ふふ、Aさんも可愛いな
YG「……ヒョン」
「大丈夫ですよ
ただ、待ってればいいんです」
そう言って背中を撫でてあげると
何度か頷いたユンギさんは
スマホを何度も見てソワソワしてて
ついに、走る足音が近づいてきて
振り返った時には
人影なんてなくて
顔を元に戻せば
ユンギさんがAさんに抱きしめられ
持ち上げられてくるくる回っていた
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年10月7日 22時
