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A side
目が覚めると、腕の中にユンギがいた
まだ寝ているようで
愛おしくて頬を撫でる
昨日は同じ場所にいたのに
一回も話せなかった
本当に散々な日だった
｢はぁ……やっぱユンギがいい
ユンギが一番｣
そう言いながらぎゅーぎゅー抱きしめ
それでも起きないから
相当疲れてるんだと思って
俺は先に寝室を出た
朝ご飯でも作ろうと
キッチンでカチャカチャやっていれば
寝室から出てきたユンギ
｢おはよ、ユンギ｣
キッチンから声をかけると
少し早歩きで俺のところまで来て
真正面から俺に抱きついた
｢ん？どうしたの？ユンギ｣
YG｢好き……｣
｢っ、急にどうしたの笑｣
YG｢ひょん｣
｢んー？｣
胸に顔を埋めていたユンギは
俺を見上げる
YG｢ひょんはおれのことすき？｣
｢ふ、好きだよ｣
そう言ってキスを落とせば
満足したのかまた俺に抱きついたユンギ
なんだ…？
今日は凄い甘々だな
それからご飯を作る時も
ソファに座って映画を見ている間も
トイレに行く時も
ずっとひっつき虫なユンギに
俺は疑問を持ちつつも
好きなようにさせていた
可愛いから何でもいいし
今も俺の上に乗っかって
寝ているユンギを支えながら
テレビを眺め、うたた寝し
有意義な時間過ぎて
じわっと心が温まる
YG｢ひょん｣
｢んー？｣
YG｢きすして｣
｢ふ、いいよ｣
ちゅっと何度かキスをして
頬を両手で包んで撫でると
上目遣いのユンギは
またぎゅっと俺に抱きつく
嬉しそうだけど
どこか不安そうなのはなんでかな
YG｢すき……｣
｢ユンギ…｣
YG｢ひょん｣
｢俺も好きだよ｣
俺の胸に顔を擦り付けて
頷くユンギに
どうしたものかと天井を見た
今日は一日
甘えたい日なのかなって
思ってたけど
少しだけ違う気がする
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年10月7日 22時
