〝運命〟ということ【YG】4【番外編】 (ページ3)

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だけど、ヒョンは俺を寂しくさせないように

毎日通話をしてくれて

実物に会えないのはやっぱり寂しいけど

でも優しい声を聞けば

そんな気持ちも吹き飛んだ

でも、ヒートが近づいてくると

やっぱり少し情緒が不安定になるからか

独りに耐えられなくなってくる

A「じゃあそろそろ寝な、ユンギ」

「もう終わり…？」

A「明日も早いし、ユンギも夜更かしは良くないでしょ？」

「…」

A「明後日には帰るから
その時沢山話そうね」

「分かった…」

A「良い子、じゃあおやすみ
愛してるよ、ユンギ」

「うん、俺も…」

電話が切れて、ため息をつく

寂しい、恋しい、会いたい

そんなことを考えていれば

身体は勝手に

寝室にあるクローゼットへ行っていて

その中のヒョンの部屋着を取り出して

すーっと匂いを嗅げば

不安も少しは無くなって

でもそれと同時に

湧き上がる何かがあって

ベッドに潜り込んで

自分の後ろに手を伸ばして

Aヒョンと初めて会ってから

一年間そうだったように

自分を一人で慰めることになってしまった

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