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〈Aさぁん♡〉
なんて腕を掴んで
胸に押し付ける女に
〈Aくん好きだよ〉
なんてキスをせがむ男
もう見ていたくなくて
顔を逸らして俯いた
JN｢大丈夫｣
｢……？｣
JN｢大丈夫だよ
Aはユンギヤしか見えてないから｣
｢……｣
JN｢心配は要らないよ｣
｢そうですか…ね｣
そんなの、分かってる
分かってるつもりだ
でも、でもその人は
俺のだから……
俺だけのヒョンだから…
なんてモヤモヤしているだけじゃ
目の前のあれは解決しなくて
結局コンペが終わったあとも
ヒョンとは話せず
色んな人の波に押されて言ったヒョンを
遠くで見ることしか出来なかった
翌日の土曜日
昨日はコンペの後
それぞれ二次会とか
他の接待などがあり
お互い家に帰ったのは疎らで
俺の方がAヒョンの家に帰ってきて
先にベッドで眠りについた
そして目が覚めたら
相変わらずかっこいいヒョンの顔があって
首の下には腕があって
俺はヒョンの胸の中に潜り込んだ
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年10月7日 22時
