｢ヒョンは俺の…｣ ページ19
.
JN｢人多いね〜｣
｢ですね
Aヒョンも参加してるらしいです｣
JN｢そりゃ大きなコンペだもん｣
今日はあるコンペティションに参加をしている
俺はほぼジニヒョンの付き添いで
この話を聞いたAヒョンも
今日来ると聞いていた
JN｢取り敢えず挨拶回りでもする？｣
｢そうですね｣
コンペといっても
今は食事会のようになっていて
ただ挨拶をしたり
話したりする場になっているようだ
その中で俺は
すぐにヒョンを見つけた
それはそれは
目立っていたから
〈Aさんαなんですよね！
恋人にしてください〜〉
A｢そんなハッキリ言われたの初めてです笑｣
〈僕は番になりたいな？〉
A｢ご冗談を…笑｣
〈体だけの関係もありですよ？〉
A｢何しに来たんですか〜｣
苦笑いで逃げるヒョンに
様々な人が付きまとう
JN｢ありゃりゃ、大変だ｣
｢最近ヒョン、誤ってαだとバレたらしいです｣
JN｢今までβだって隠してたのにね｣
｢パボです、パボ｣
JN｢そんな怒るなって笑｣
おかげでヒョンは更に人気者
俺なんて付け入る暇がない
話しかけたら逆に目立ちそうだ
A｢俺、大切な恋人がいるので
すみませんが、御遠慮ください｣
なんて優しく断るヒョンに
周りの人はまだ粘る
〈だから！体だけでも！〉
〈自信ありますから！〉
〈まだ番になってないなら
居ないようなものですよ！〉
JN｢うわ、酷……｣
｢最悪です…｣
JN｢Aも、もっと強く断ればいいのに｣
でも、それがヒョンなんだよな……
誰にでも優しくて
かっこよくて綺麗で頼りになる
〈つくしますよ！〉
〈任せてください
ヒョンLoveです！〉
A｢お前らまで混ざるな｣
〈いひひ〉
あの人数、大変なことになっている
もうコンペどころじゃないぞ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：BINA
| 作成日時：2023年10月7日 22時
