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「出張？」
A「うん、一週間ね
釜山で撮影があってさ」
「そうですか…」
A「ヒート近いよね
なるべく早く帰るようにするけど
何かあったら連絡して」
「今までも一人で対処してたので
大丈夫ですよ」
A「んー、それでも心配」
そう言って心配そうに俺の頭を撫でるヒョンに
身を任せてそのまま優しい手つきに頭を擦り付ける
本当は少し寂しいし不安だけど
ヒョンに心配はかけたくないから
「大丈夫ですよ？」
頬に触れた大きな手に
自分の手を重ねると
ヒョンはまた愛おしそうな顔を向ける
A「じゃあ、俺が行ってる間は
俺の家にいて
それで、何かあればすぐ連絡すること、いい？」
「はい」
A「約束だからね」
小指を絡めて親指を合わせるヒョンに
素直に頷けば、優しいキスが降ってくる
A「じゃあ行ってくるね」
「行ってらっしゃい」
いつもより早めに家を出るヒョンを見送ると
離れがたくなるくらい深いキスをして
出ていくヒョンに
少しだけチクリと胸が傷んだ
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年10月7日 22時
