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Aside
日曜の朝
クタクタになったユンギくんを抱えて
ホテルを出た
「俺の部屋で休む？
明日から仕事でしょ」
YG「Aさんのせいなので
Aさんが全部世話してください」
「ふふ、分かってるよ」
くたっと俺の背中にいるユンギくんからは
不貞腐れた声がする
そんなとこも可愛いんだけどね
俺の家に入ると
ユンギくんを取り敢えずソファに優しく下ろした
「ベッドの方がいい？」
YG「それだと始まりそうなのでここでいいです」
「ふ、確かに」
くてっとソファに沈むユンギくんは
申し訳ないけどここでも襲いたくなるくらい可愛い
「何か食べる？」
YG「いや、大丈夫です」
「じゃあ何か見るか」
YG「映画ですか？」
「うん、適当に」
YG「じゃあ、こっち来てください」
「ふ、もちろん」
ソファにいるユンギくんを抱えて
そのまま抱きしめる
YG「Aさん」
「ん？」
YG「なんで俺のこと
好きになったんですか」
「んー、なんでだろ
いつの間にかここにユンギくんがいただけだよ」
胸を指さして、トントン叩く
ユンギくんはそれに
訳分からんって顔してる
「ふ、いつの間にか好きになってたんだよ
いつの間にか大切になってたってこと」
YG「誰よりもですか？」
「そうだよ、誰よりも」
頬を撫でて言うと
照れたように俯くユンギくんは可愛い
「そういうユンギくんは？」
YG「え、俺は……
優しいところとか、頼りがいがあるところとか、俺と同じような悩みを抱えてたりとか…」
「そっか……」
嬉しくてユンギくんを抱きしめると
ユンギくんはこてんと頭を預ける
YG「Aさんとなら
前を向いて歩ける気がします」
「うん、俺もだよ」
YG「Aさん」
「ふふ、んー？」
優しくキスを落とすと
俺に完全に体重を預けて
眠りにつくユンギくんは
どこまでも可愛いなと
微笑みながら
撫で続けていた
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年9月20日 0時
