今日:66 hit、昨日:44 hit、合計:47,186 hit
小｜中｜大
91 ページ41
.
ガチャっとドアを開けて
Aさんが入ったのは
多分、このホテルで
Aさんに宛てがわれた部屋
中に入ると
なだれ込む様にキスをしながら
ベッドに沈んだ
｢ちゅっ、ん、まっ、ん、まってっ｣
A｢ん？どうしたの？｣
二人で荒い息を吐いて
そのまま見つめ合う
目が会う度に、触れる度に
やっぱりこの人が好きだと
体全体がそう言う
｢好きです……好きなんですっ｣
濃すぎるフェロモンが漂う中
朦朧とした意識の中で
必死にAさんに伝える
A｢ユンギくん…｣
｢好きですっ、Aさんっ｣
A｢うん…｣
｢初めてはAさんがいいっ
全部全部Aさんいいですっ｣
A｢っ｣
｢Aさっ、｣
A｢ユンギくん｣
涙を流しながら
必死に伝えていると
いつものように頬を包まれる
涙がこぼれ
視界がはっきりすると
あのとろけるような笑顔で
俺の頬を撫でるAさんと目が合った
その瞬間ドクンと心臓が鳴り
愛おしさの籠った瞳に釘付けになる
A｢俺もユンギくんの事好きだよ｣
｢ぇ……？｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：BINA
| 作成日時：2023年9月20日 0時
