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部屋の外に出て電話に耳を当てる
｢今プライベートなんですが｣
〈ごめんごめん〜
急遽仕事が入ったからさ！〉
｢他の人は｣
〈Aくんにしか出来ないのさこれは〉
｢なんでですか｣
〈指名だからね〉
｢え？｣
〈しかも同じ会社から〉
｢というと？｣
〈企画部の部長さんでね
大きい仕事をくれたんだ
君にしか出来ないよ〉
｢えぇ｣
〈いいから！また連絡するから！
電源切らないで！！〉
｢はいはい……｣
当分はゆっくりできるかなって思ったのに
大きな仕事って
しかもユンギくんの部署の部長さん
JK｢あ！おかえりなさい
ヒョンなんの話しだったんですか？｣
｢仕事｣
JM｢新しい仕事ですか？｣
｢そうだね｣
後輩にスマホを返して
元の席に座る
YG｢どこからのお仕事ですか？｣
｢それが、ユンギくんの部署の部長さんだって
よく分からないけど、俺を指名したって｣
YG｢え？｣
JM｢ジニヒョン？｣
YG｢あぁ、なんか言ってたな
僕もAくん会いたいって｣
｢え、どうして？｣
JM｢映像みたらしくて！
後はユンギヒョ｣
YG｢ジミナ？｣
JM｢なんでもないでぇーす｣
｢なに笑｣
苦笑いしながら冷や汗を流すジミンくんと
ジミンくんを睨むユンギくん
まぁ、少し気になるけど誤魔化されてあげよう
｢大きな仕事って言ってたよ｣
JM｢なんですかね｣
YG｢LIVEの音響機材諸々だった気がする｣
JM｢それは大規模ですね｣
｢LIVE機材の広告って聞いたことないけどね笑｣
NM｢LIVE会場込みの広告なんじゃないですかね
新しいLIVE会場が出来るのかも｣
TH｢おぉ、じゃあ尚更大規模だぁ｣
JK｢それに、またお力になれそうだぁ｣
NM｢確かに、LIVEは俺らにとって
欠かせないものだからな｣
TH｢僕ら自身も演出も音もかなり凝ってるから
絶対力になれます！｣
JM｢また共同作業できるかな〜｣
JK｢出来たら最高ですね！｣
みんな楽しそうに未来の話をするから
俺まで楽しみになる
しばらく休もうと思ってたけど
これもこれでありだな
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年9月20日 0時
