〝運命〟ということ【YG】2 (ページ29)

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｢ジミナ｣

JM｢なーんですか〜｣

｢お前は好きって気持ちをどう思う｣

JM｢え？｣

｢俺は、好きって気持ちは
第二性の二次産物だと思ってて
Ωとして反応していなかったら
出会いもなかったし
好きになることもなかったんじゃないかって思ってる｣

JM｢……｣

｢お前とジョングクくんは
付き合ってるし好き同士だけど
出会いはジョングクくんとお前が反応し合った、第二性によるものだろ｣

JM｢そうですね……｣

｢もし第二性が無かったら
出会ってなかったかもしれないし
好きになってなかったかもしれない｣

JM｢そうかもしれないですけど｣

酷いことを言ってしまっている自覚はあった

でも、一度ぶちまけると

止まらなくて

そんな時に

ジミナが優しく声を出すから

俯いていた顔を上げた

JM｢第二性が無い人生は
これからも有り得ないのは事実だし｣

JM｢好きならそれで
いいんじゃないですかね｣

優しく微笑むジミナは

俺の悩みも

俺の葛藤も

俺の不安も

全て分かっているようだった

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