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Aside
｢ふぁぁあ……
で、どうしたのテヒョンア｣
TH｢眠いのにごめんね…｣
｢ううん
それだけの事なんでしょ？｣
TH｢……｣
申し訳なさそうに俯くテヒョンアに
目の前で欠伸してしまって申し訳ないと
俺も苦笑いをする
｢ナムジュナと何かあった？｣
TH｢っ｣
この二人は前から少し
いざこざがあったんだよね
テヒョンアはα
ナムジュナはβ
1年前にナムジュナに告白したテヒョンアは
テヒョンアにはもっと見合った人がいると
断られてしまっていた
ナムジュナもテヒョンアの事好きなはずなんだけどなぁ
ナムジュナは昔から
自分に自信が無い子だったから
前線で輝くテヒョンアを
後ろから見ていれば
気持ちはわからなくも無いけど
後ろから見ているだけじゃないって
言ったんだけどな
あの二人が輝けているのは
半分以上がナムジュナのおかげだろって
でもあいつはネガティブだからなぁ
まぁ人のこと言えないんだけどね
TH｢ナムジュニヒョンの事…
諦めきれない……｣
｢そっか…｣
TH｢会う度に、見る度に、曲を聴く度に
どんどん好きになる…止まんない｣
｢うん｣
TH｢好きで仕方ないのにぃ……ぅうっ｣
｢ちゅっ、分かってるよ
テヒョンア｣
泣きながら抱きついてくるテヒョンアにキスを落として
優しく撫でて落ち着かせる
全部わかってる
辛いのも分かる
αがΩと、ってなる気持ちも分かる
だけど、そんなの
関係ないってなるべきなんだ
俺も
ユンギくんも
ナムジュナも
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年9月20日 0時
