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ユンギside
「ん…はぁ……」
目が覚めて、ゆっくりと目を開けると
目の前は誰もいなくて
テーブルやソファが見えた
「Aさん…」
Aさんは…
あの時のように
帰ってしまったか…
と、ズキンと痛む胸を抑えて
何とか起き上がる
A「お、おはようユンギくん」
「え？」
部屋に入ってきたAさんは
コンビニの袋を持っている
それと洗濯物？
A「朝ご飯買ってきたよ
あとコインランドリーも行ってきた
今暑い季節だし、二日連続服着るのやだもんね」
なんて笑いながら
入ってくるAさんに
なんでこの人はどこまでも…
と思いながらベッドから降りようとすると
足の力が抜けて
へたりこんでしまう
仕方ないか
入れられなかったとはいえ
初めての体験だったし
腰を打ち付けられれば
多少なりとも体は疲労する
あんなに何回も達して
何回もいたせば
寝起き力が入らないのは否めない事実
A「大丈夫？」
そう言って俺を横抱きにするAさんに
顔が近くて
暖かい
なんて思いながら
ソファに降ろされた
A「コーヒーいる？」
「あ、はい…」
A「体は大丈夫？
会社行けそう？」
「大丈夫です
少し休めば」
A「ごめんね
会社すぐそこだし
いつもよりは遅く出ても大丈夫だから
ゆっくり休んで」
いつものように接してくれるAさんに
聞きたくても聞けないことがあった
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年9月20日 0時
