〝運命〟ということ【YG】 (ページ40)

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JM「だから、ずっと気になってたんですよ
そこにジョングガの話があって
尚更気になって」

「なるほどな…」

JM「別に強制して言えって言ってるわけじゃないので
言わなくても良いんですけど」

「分かってる」

ジミナには、いや、ジニヒョンにも

多分気づかれていたんだな

確かに俺は

αという存在が

好きではなかった

それに、警戒もしていた

でもAさんのおかげで

俺はαでも良い人はいるんだと

思えるようになったのだから

Aさんを警戒しないのは当たり前だし

特別な感情を持っているようにみえるのも

仕方の無いことかもしれない

でも俺はAさんに恋してるとは

まだ思えないし

恋はやはり、するつもりはない

特別な感情にみえるのは

Ωとしての、本能だろう…

俺は、第二性に囚われるのだけはごめんだ

あの時知ってしまったαを追いかけているだけで

Aさんに対しての思いなんて…

「ねぇよ」

JM「え？」

「恋心も、特別な思いも
俺自身にはない…」

JM「ヒョン自身って…」

「話は終わり
俺もう少し仕事してくから
お前も上がれ」

JM「…はい」

ジミナがトコトコ帰って行って

少し強引に帰してしまったのに

心の中で謝りつつ

そのまま仕事を続けた

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