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JM「おぁっ、そうだ、飲まなきゃっ」
「抑制剤か」
JM「はい！
忘れること多いから、スマホに通知来るように設定したんですよ〜」
「俺が教えたからだろ」
JM「感謝してますって♡」
あの日から俺は、抑制剤を多めに持ち歩くようになった
あと、ちゃんと飲んだかスマホにメモって
飲んでなかったら通知が来るアプリを自分で作った
俺もさっき飲んだからチェック入れとかないとな
ジミナと俺の周期はほぼ同じらしいから
よく2人で確認し合うようにもなったな
まぁ、俺は強めだから
ジミナより日にちも長いし症状も酷くなるんだけど
今日は企画会議だし、ここから会議とかでも、忙しくなるから
そろそろヒートだけど、強力抑制剤を飲んで過ごすしか無さそうだ
いつもなら大体公欠取れるから休むけど
JM「資料は足りてます？」
「おう、多分大丈夫」
先方が来る前に、会議室に資料を置いていく
来ていただく広告代理店の方々は
全員で五名
大手ヒットメーカーだからか
少しだけワクワクするのと
自分の企画だからこそ緊張する
それから10分ほどして
先方の方々がいらっしゃった
A「初めまして、代表のイ・Aです
今回は私を中心として担当させていただきます」
入ってきてすぐ挨拶をしてくださったその人は
一年前のあの日の
優しくて何処か忘れることが出来なかった
あの人だった
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年9月13日 0時
