一番近くて遠い場所【JM】3

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A｢ジミナ〜そこまでにしよ｣



｢はぁ、はぁ、え？｣


A｢もう夜中の2時だよ？｣


｢え、、もう3時間も…？｣


A｢明日踊れなくなったらどうするの
帰ろう、早く寝よう｣


｢う、うん｣


A｢あ、あと｣


Aは持ってきた紙袋の中をガサガサする


そして何かを取りだした




A｢これ｣


取り出したのは白い小箱


それを受け取ってパカッと開ける



A｢お守り
私センスないから困ったけど、なんとか
どんな衣装にも合うようにシンプルなやつを…

その…｣


｢A…｣



中身はシンプルな銀色のネックレス


確かにどんな衣装にも合いそう



Aファッションとか苦手なのに
相当悩んだんだろうな


｢付けて｣


A｢えぇ｣


｢お願い｣



Aは僕からネックレスを受け取ると
僕に近づいて背伸びをする


ネックレスを僕の首にかけて金具をつける


そうして近づいたAの顔に自分の顔を近づけた


A｢っ｣


優しく唇を重ねる


｢ありがとう… A…｣


A｢そんなに気に入って貰えたなら…良かったデス｣


｢なんで敬語…笑ふふ｣


A｢…別に｣


顔真っ赤だよA
ホント、可愛いなぁ


｢凄く嬉しいよこのネックレス
ありがとう本当に｣


A｢ううん、明日頑張って｣


｢頑張る、絶対選ばれてみせるよ｣


A｢応援してる｣



Aのおでこにコツンと僕のおでこを付けて
ぎゅっと抱きしめた






家へ戻ったら2時半
Aに付き合わせてしまって申し訳な…


とか言ったら怒られられそう





明日のことだけ考えよう




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