再会の果てに生まれたもの【YG】3【番外編】【By Request】

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「俺が星空だとしたら｣



A｢ん？｣



｢ヒョンは海みたい｣



A｢？どうして？｣





｢広くて深くて、全てを優しく包み込んでくれる大海みたいな…｣



｢自分が星空なんだったら
その広大な水面に夜空を映して星に寄り添って抱きしめてくれる海……｣



｢それが、ヒョンだと思う
俺にとってのヒョンはそんな人…｣





流れる流星群を二人で見つめ


ぎゅっと繋ぐ互いの手




ヒョンはその言葉を聞くと


愛おしそうな瞳を向けて笑ってくれた




言葉にしなくても溢れる互いへの想いに


やっぱりお互いなくてはならない存在なんだなって




ヒョンと、再確認した気がした







A「なかなか旅行とか行けないかもだけどさこれからもこうやって一つずつ同じ時を重ねていこうね」







そう言ってヒョンは


一年記念日に贈ったヒョンがデザインした
世界に二つの腕時計をはめた俺の左手を取って




その薬指に指輪を通した







A｢これも、世界に二つだけなんだ｣







そう言って優しく笑うヒョン



結婚願望がなかったヒョンが


こんなロマンチックなプロポーズをしてくれるとは思っていなくて



この為に更に有名になって忙しいヒョンが



仕事を頑張りながら


俺を想い考えたのかと思うと




胸が一杯になった




嬉しくて幸せで


頬が染って、顔が綻んで

満面の笑みで涙を流しながら




｢うんっ……｣




と頷いた




そして


満天の降り注ぐ星空の下で




優しく愛おしく、誓いのキスをした






END










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