再会の果てに生まれたもの【YG】3【番外編】【By Request】

心は通じてるはずでしょ？ ページ18

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A「へぇ〜楽曲提供かぁ
流石ユンギだね」


「いや、、別にそんな流石ってほどじゃ」


A「じゃあ、忙しくなるね」


「そう、なんだよね
だから1周年なんだけど…」


A「あぁ、いいよ？大丈夫
少しズレても、祝えるならいいと思うよ
なんなら祝いたいって可愛いなって思ってそれどころじゃない」


「、……」




ヒョンと付き合って


もう一年が経つ



少し勇気をだして、一年記念をやらないかって言ったら



もちろん、嬉しい


って言ってくれた



だからその時のために曲も作ってみてるし…



他にも、レストランとか


予約してみたりとか…



告白はヒョンが色々してくれたから


今回は俺がしたいって言った




ヒョンは楽しみにしてるって笑ってくれたし


色々やってる最中だったけど


そんな時に限って

楽曲提供の仕事が入った





まあでも、死ぬほど頑張って早く終わらせれば



全然間に合うはずだ




取り敢えず曲作りしなければ






それから死ぬ気で作って


今日はレコーディングの日




〈よろしくお願いします！！！〉




目の前で大きな挨拶をしたのは


今回俺の歌を歌う大手事務所の女性歌手



〈わ、私っユンギさんの大ファンでっ
今回のお話、信じられなくてっっ〉


「ああ、どうも…」



熱量が凄いな……



と思いながら

レコーディングを始めた



「そこ、もう少し高いとありがたいです
どちらかと言えば、裏声は使わず押し出す感じで」


〈はい！〉



飲み込みも早いし

歌声もこの曲に合ってると思う


そんなこんなでレコーディングを終え


やっと帰ってゆっくり出来ると思った時




〈ユンギさん！〉


急に腕を絡まれ驚く



〈一緒に打ち上げ行きませんか？！
もっと勉強したいし、お話聞きたいです！〉


「あぁ、悪いけどこの後予定があって…」


明後日はヒョンとの一年記念だし

準備も色々あるからな



〈少しでいいんですよぉっ〉


「いや、本当に……」




腕を振り払わずに


戸惑いながら断り続けていた俺は



腕を解かなかったことを


この先後悔することになる





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