ねぇ、正直どうなの【JN】

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Aに抱きついたのは小さな女の子



A「アルム、オンマは？」


AM「しらなぁーい」


A「おいおい」



慣れたように女の子を抱き抱えるA



YG「え、誰の子」


TH「ヒョン、いつの間に子供が……ぐすっ」


A「アホか、共演者だよ」


「あぁ、そっか」


A「今この子と撮影してんの
ユン・アルムちゃん
アルム、こちら俺の家族」


AM「かっこいい！」


A「ふ、だろ？」


JM「アルムちゃんこんちにはジミンで〜す」


AM「ちみぃ！」


JM「ふふ、ちみぃだよぉ〜」


相変わらずジミナは子供の扱いが上手だな






SA「あ！いたぁ！」




A「お、ヌナ」



その声に振り向く



AM「オンマ！」


SA「役作りとはいえ、本物のオンマの代わりにオンマと呼ばれるのは気が引けるわね…」



ぜぇぜぇ言いながら言葉を紡ぐ女優のスアさん



A「まあ仕方ない、役作りなんで」


AM「今は二人が私のオンマとアッパだからね！」


SA「三歳なのに賢い子よねぇ」


A「最初のあっぱぁ！は上手だったな」


AM「へへへ、やったぁ」


SA「よくできました〜
でも私から逃げたなぁ？」


AM「ひひ、ごめんなさぁい」


A「オンマ困らせたらダメだろ？」


AM「はぁい」




ギシギシと心臓が痛む



本当の家族みたいじゃんか


オンマアッパ呼びされて

本当の家族みたいに話して



幸せそうに笑って



そうだよね


僕は振った側だし




Aも前に進んでるよね




数ヶ月前のまだ好きって言葉は

嘘だったのかな



いや、Aが僕に嘘つくわけない



きっと、このドラマを通して

スアさんを好きになったんだ



だって彼女は


僕から見ても



とても素敵な女性だから




その帰りはどうやって宿舎について

どうやって部屋に入ったか覚えてない



凄く落ち込んで



でもそれは自分のせいで



そんなモヤモヤも



もうこれ以上は大きくならないと思ってたのに







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