JKの弟ですが何か？【YG】

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A side





YG「お前、オムライス好きなの？」


アフレコの休憩時間、その現場近くのカフェで飯を食っていると

俺の席の前にミンさんが座った




「仕事の件で何か用がありましたか？」


普通に返すとミンさんは眉を上げて少し驚いたようにした



YG「もっと嫌な顔されると思ったわ」


「つまり仕事以外の話をしにきたってことですね」


YG「察しがいいな」


「どうも」



オムライスをまた口に入れてミンさんに目を向ける



スマホをいじりながら、コーヒーを一口

流石アイドル、それだけで絵になるなんて罪だな



YG「この間は悪かったな」


「ああ、いえ
俺もなんか、すみません」


年上にすげえこと言っちまった気がするし



YG「ん〜ん
何、そんなに兄貴が嫌いなわけ？」


「その話はしませんよ」


YG「んーなら、お前はYouTubeで何してんの」


「内緒です」


YG「秘密主義だな」


「バレていいことはないんで」


YG「それは、メモ？」



手元にあるものを指差すミンさん


それは歌詞を書いていたもので

すぐに閉じて隠した


そんな俺を見て笑うミンさんはよくわからない




「なんで俺にかまうんですか
ジョングクの弟だからですか」


YG「まあそれもあるけど」


「まあ、あいさつに今まで行ってなかったんで
こちらとしても今まで失礼過ぎましたよね」


YG「別に、未だに会ってない人なんて他にもいるし
お前が声優やってるのをジョングガ含め、家族が知らないっていうから
少し気になっただけ」


「ああ」


YG「別に俺に言わなくてもいいけど、家族とはちゃんと話せよ」


「嫌です」


YG「正直だな」


「もう色々言われるのは面倒なんで」


YG「ふーん」



ミンさんはそれ以上聞いてこなくて

二人で現場に戻った







YG「これやる」


「え」


YG「この後、他のアフレコすんだろ」


「何で」


YG「さっきマネージャーが言ってるの聞いた」


「地獄耳すか」


YG「ふ、じゃあな」




俺に缶コーヒーを渡して、颯爽と去っていった







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