JKの弟ですが何か？【YG】

34 ページ34

.




「なんで、ここに」



YG「お前が全く連絡を寄越さないからだろ」


「だって、あんなこと言ってどう顔を合わせればいいか…」


YG「堂々としときゃあいいだろ」


「なんで…」


YG「だってお前も才能あるし」


「そんな、何でわかるんですか
どうせ口先だけじゃないですか…」



YG「そんなの、何でお前がわかるんだよ」


「だって、俺はただ俺をみて欲しくて
褒めて欲しいってわがまま言う子供じゃないですか
おれみたいっ」



パアアンッ



と、頬を叩かれ言葉を遮られた




YG「お前の生い立ちは電話で聞いた
そうなっちまうのも分かる


でも、お前は自分のことを考えなさすぎだ」



それ、マネヒョンも言ってたな



YG「いいか、お前はジョングガの飾りじゃねえ
引き立て役でもねえ


お前はチョン・Aだ」




両頬を包まれて、真剣なユンギヒョンと目が合う



YG「お前は堂々としてればいい

お前はお前なんだから

俺は、最初こそお前はジョングガの弟として見てた
でもいつの間にか、A自身ていう感覚になってた

お前を作業室に呼んだあたりから、お前がジョングガの弟なんて考えてなかった」



何でこうも、俺の欲しい言葉をくれるんだこの人は



YG「ふ、A」


涙を流す俺の涙を頬を包みながら拭ってくれる





.

35→←33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す