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「ん…」
また目が覚めた
時間的に朝の七時くらいか…
目の前には眠っているAの顔
俺の後頭部にはAの手
腰にはもう片方のAの腕
これはこれで、暑い
「…」
改めて見ると、Aの顔はやっぱり綺麗
頬に優しく触れて
んん、と唸るAのおでこにそっとキスをした
A「いだだだだだ」
すぐ恥ずかしくなってAの頬にある手で
Aの頬を抓った
A「んだよぉ、おはよ…ユンギ」
眠そうな顔で笑いながらAは俺の頬を撫でる
A「ちゃんとここにいるよ…」
また目をつぶって俺を抱きしめる
「これからも離れんなよ…」
A「うん、ずっといるよ…」
「俺がお前を好きじゃなくなっても?」
A「うん、別れても親友は変わらないし
俺はずっとお前だけ…」
「俺が死んでも?」
A「ふ、なにもう質問攻めだなぁ」
そう文句を言いつつも
機嫌良さそうに俺を抱きしめながら撫でる
A「もちろん、お前が死んでも俺はお前だけだから、ユンギの分も生きるし、ユンギのために生きる…」
「ふ…俺も死ぬって言ったら殴ってた…」
A「殴られると思った…笑」
俺のために死ぬのは許さないし
死ぬまでお前は音楽を奏でとけ
A「でも、ユンギにどんな死期が来ようと
俺は最後まで足掻くし、お前を守るよ」
「…」
A「ユンギも何か言ってよ」
「…俺は……
やっぱりお前がいないとダメだ…」
A「ふ、それは俺もだよ?」
おでこを引っつけたAはぐりぐりと擦り付ける
A「ユンギ」
「…なに」
A「愛してる」
目を合わせて言われれば顔が熱くなる
「俺も、愛してる…」
頑張って目を合わせれば
言い終わった瞬間
どちらからともなく顔が近づき
ゆっくりとキスをした
「なんか…曲湧いた」
A「奇遇だね、俺も」
「飯」
A「うん、作るか」
Aと起き上がってリビングへ行く
全く
どんな時も俺ららしい
「俺、幸せ、今」
A「ふ、俺も死ぬほど幸せだよ」
満面の笑みで笑ったAに
俺もふっ、と微笑み返した
END
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BINA(プロフ) - ソヒョナさん» お忙しい中読んでいただきありがとうございます!是非とも読んでみてください(●︎´▽︎`●︎) (2022年8月19日 15時) (レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
ソヒョナ - 短編集凄く面白くて、大好きな物語がまた増えました笑 今までジミンさんと、女主のお話は忙しくて読めていなかったんですけど、短編集をみてすごくドキドキしました! だから、忙しさが落ち着いたら、すぐさま見に行ってきます! (2022年8月19日 8時) (レス) id: 110f0c4dc2 (このIDを非表示/違反報告)
BINA(プロフ) - rieさん» 全然大丈夫ですよ!笑わざわざコメントありがとうございます(●︎´▽︎`●︎)楽しんでいただけて良かったです!(´TωT`) (2022年8月19日 6時) (レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - すいません!続編読めてすごく良かったです!!なのに、ほんとに携帯が滑って★を低いほうに押しちゃったかもしれないです。ごめんなさい!面白かったです。 (2022年8月19日 6時) (レス) @page10 id: 946afd3eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:BINA | 作成日時:2022年8月19日 0時