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A side
俺はココ最近篭もりきって作業している
恋愛系の歌詞は書けても、どこかで見たことあるような、そんな気がしてならない
気分がのらないから別の場所で作業しようと
部屋を出てダイニングテーブルで考える
場所を変えてみる、気分転換は効果的で
また別のフレーズが浮かんだりした
でも
「はぁ、疲れた」
ユンギ帰ってこねぇかな
色々聞きてぇ、歌詞とか音楽とか
高校生の時も曲を作る時は
ユンギによく確認してもらってた
半年会わないのも普通だったのに
最近はこの家の中でユンギを探すことが多くなった気がする
連絡を取らないなんて俺らの間ではざらにあったのに
あいつの存在がどこかにあるだけ
じゃ足りなくなってんのか
そのまま俺はいつの間にか寝てしまって
目が覚めると次の日の朝10時くらい
俺の肩にはブランケットがかかっていて
ユンギがかけてくれたんだと分かった
ん、ユンギの匂いがする
まあこの家全体からするはするんだけど
より強いユンギの匂い
なんか無性に顔を合わせたくなるな
くだらないこと話しながら酒飲んで
まあお互い忙しいから、そんなワガママ言ってらんねぇか
俺はまた作業を開始した
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作者名:BINA | 作成日時:2022年7月12日 19時