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無我夢中で走ってたどり着いたAの家
エントランスをくぐって
アパートの2階へ行く
インターホンを何回も押す
JN「はぁ、はぁ、ここ、どこ…?」
TH「はぁ、はぁ、はぁ、何しに来たんですか?」
何回押しても出ないのにまた心臓がバクバクいい
ぎゅーーーっと締め付けられる感覚がある
意をけしてドアノブを回すと
カチャッと音を立てて開いた
「あい、た…?」
中にゆっくりと入る
まだ生活感の残った家の中
半年前と何も変わっていない
「A」
涙声で震えながらAを呼ぶ
「A!」
「A!!」
部屋を一つ一つ確認しても
どこにもいない
「嘘って言えよ
ドッキリでもなんでも
許すから
早く…
出て来いって……」
JN「ユンギヤ…」
TH「Aさん…って」
JN「分からないけど、大切な人…なんだよ」
Aの匂いも残ってんのに
あいつはもうこの世に居ないのか?
JN「ユンギヤ、帰ろう
話聞くからさ、その前に休もうか」
「…はい」
やっと反応できた俺は
空っぽになった心と頭で宿舎に戻った
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作者名:BINA | 作成日時:2022年7月12日 19時