一番近くて遠い場所【JM】

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「汗凄いよ」


そういって頬を撫でると


A「お互いね」


と僕の頬を撫でてくれる


それも嬉しくてにやけちゃうんだけど
Aは照れ隠しで蹴りを入れてくる


恥ずかしいならやらなきゃいいのに

やるとやり返してくれるのは
僕を少しでも意識してくれてるのかなって


思ったり、思わなかったり


でもそんな素振り見せてくれないし
見たこともないから分からない


A「先着替えてて
電気消してくる」


「うん」


疲れた足で重そうに走っていくA


そんなAが舞台裏に入ったのを見送って
更衣室へと向かった




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