オタクでもない私がトリップしました………目的もないので平穏に暮らします

僕の判断でみんなを守れるかな？ ページ23

フリスクsitun




ここは、緊急治療室。

Aが自身を刺した後意識がなくなり、僕は焦りながらも止血をした。
そのあとはママに伝え、病院に行き今に至る


だけど傷が深かったようで生きているのが奇跡だと医者に言われた






｢君は、なんなんだ｣






僕一人しか居ないことを良いことに呟く

まさか自分を刺すだなんて思ってもみなかった。

そもそもとしてあのナイフはなぜあそこにあったのだろう
いや、今は関係のないこと。






僕が今考えるべきことはAのことだ


彼女は自分をprayerだと確かに認めていた
でも、僕に信じて欲しいがため自分を刺した


それなりの覚悟があったということだろう。


だとしても信じていいのか？
相手はprayerだぞ？




信じたとして、裏切られたとしたら




みんなを守れない





でも、自分を刺してでも証明したかったんだよな……



あぁもう！！やっぱり難しい話嫌い！！



今は様子見だな……



















ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ＿＿＿


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ＿＿＿





ん？電話？











ｶﾞﾁｬ











«よぉ、フリスク。トリィから聞いたぜ？
prayerのニンゲンが自分を刺したらしいな

haha、おかしな話だ»





｢«僕も正直参ってるよ……なに考えてるかわからない»｣







なんだサンズか……それもそうか。

prayerの存在を知っているのは僕とサンズだけだし





«それで、なんでこんな事態になったんだ？»





『«原因は多分、いや僕だ。

というのもね、彼女をprayerか聞きだすために尋問してたんだ
案の定prayer。

それで、彼女が僕達を傷つけるつもりはないって言ってね

でもやっぱり信じられなくてさ……

証明出来るものがないって言ったらナイフで自分を刺したんだ
ねぇサンズ、僕は彼女を信じていいのかな？»』






«俺は信じちゃいない。
prayerはいつだって俺らの敵だ。
警戒したほうがいい
また、“あんなこと”にならないように。»






あんなこと、か。
僕だって二度とあんなことにはしたくない。







『«分かったよサンズ。ありがとう
じゃあ、またね»』





ﾌﾞﾁｯ




さて、どうしたものか……

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