52話 ページ5
「なるほど...通りで通信に出ないと思えば」
「黒の組織に潜り込んだいたとは...」
「イタリアでの調査で、何の組織か知らねぇ奴らとっ捕まえて潜入してたって訳よ」
Aと次元を寝室に寝かし、銭形と赤井に今までの経緯を話していた。
「あの冷徹な奴でも恋心と言うものはあるのだな」
「全くだ！犯罪者にAは絶対に渡さん！」
机を勢い良く叩く銭形。眉間にシワが寄っていて正に鬼の形相。
「お〜、とっつぁん怖い顔しなさんなって」
「ルパン、
銭形を宥めると、五右衛門が近付いてくる。
「う〜ん...これからAの護衛を頼む」
「承知した。では、2人の様子を見てくる。話はまた後で」
静かに去った五右衛門。静まり返るリビング...沈黙を破ったのは___
「兎に角、黒の組織は味方...と言う捉え方で良いな？」
「あぁ。味方って保証は何処にもねぇけど、Aに直接危害を加える事は無い筈だ」
「犯罪者集団の組織を信用出来るか！」
「だ〜か〜ら〜、保証はねぇって言ってるじゃんかよ〜」
「ぬぐぐ...」
また、静寂に戻る。しかし___
「取り敢えず、次元が乗り込んでいた組織は視野から外していいんだな？」
「目の前の敵に集中しねぇと、ややこしくなるだけだぜ。とっつぁん」
「ただ、ジンには気を付けろ」
「「わぁってるよ／わかってる」」
Aの事になると熱くなる人だな、と思った赤井であった。すると＿＿＿
＿＿＿プルルルル
「こんな時に...！」
「？」
「お呼び出しか？とっつぁん」
「かも知れん。少し席を外す」
「あいよ〜」
＿＿＿
＿_
＿
「...もしもし、銭形です」
[銭形くん、休暇中に悪いんだが...本部に戻って来てくれないか？]
「今からですか？」
［あぁ、急ぎで頼む。出来るだけ早めがいい]
「っ...分かりました」
[すまんな。では]
＿＿＿プツン...ツー...ツー
「...はぁ」
電話を終えた銭形は肩を落とした。そして、部屋に戻る。
「その顔は...フランスにお戻りか」
「とっつぁんも大変だな〜」
「はぁ...全くタイミングが悪い」
「まぁ心配すんなって。次こそ何があってもAを護るからよ」
「当たり前だ。向こうでも奴らの情報を集めてくる。いつになるかは分からんが...その間、Aを頼む」
「あぁ。お安い御用よ！」
「安心しろ。FBIもついてる」
「ははっ、そうだったな」
そうして、銭形はフランスへと飛び立った。
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rosei(プロフ) - 更新嬉しいです！！待ってました！これからも応援してます！ (2021年9月3日 10時) (
レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
REINA - ルパンがかっこよすぎてやばい！！この作品今まで見てきた中で1番楽しめた！！これからも頑張ってください！ (2020年12月6日 0時) (レス) id: d37df545d3 (このIDを非表示/違反報告)
熊人-ゆうと-(プロフ) - 更新嬉しいです！！ (2020年4月10日 21時) (レス) id: 608913439f (このIDを非表示/違反報告)
REVOLVER(プロフ) - もう好きぃぃぃ… (2019年11月30日 10時) (レス) id: 41cad29628 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ - もうルパンがかっこ良すぎてこの作品大好きです！ 銭形パパ･･････ (2019年11月24日 22時) (レス) id: 5f05d3036e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きまぐれ | 作成日時：2019年8月2日 21時
