187話 ページ8
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上から声がし、二人同時に上を見る。
「んぁ?」
『あっ』
「よっ」
「『エース!』」
するとエースは下に飛び降りてくる。
「よっと…久しぶりだなルフィ。」
「エースこそな」
「まさかAがルフィの所に居るなんて思っても居なかったぜ」
『え、あ…うん…』
船の仲間殺しの後でもあり、Aだけがギクシャクしてしまう。
「俺もビックリしたんだ!急に空からAが降ってくるんだからよ!」
「へぇー…」
「しかも、腹ァ刺されてるからよ…皆ビックリしたんだ!」
『ちょっ…ルフィ!』
ガハハと笑うルフィ、エースに知られて焦るA、そしてエースからドス黒いオーラが出ている。
「A」
『はっ、はひっ!』
帽子のせいで顔が見えないエースが、Aに近付きくと抱き着く。
「あ゙っ!」
『!?…え、エース?』
「…い…れの…で」
『?』
すると、更に力を強めるエース
『うぐっ…ぐるじぃ…』
「すまないっ…俺のせいで…」
『エースのせいじゃないよ!』
「どれだけ心配した事か…!」
まだ強く抱き締めるエースだが、ルフィが痺れを切らす。
「おいエース!Aは腹痛てぇから強く抱き着くな!」
ルフィはエースからAを引き剥がす。
「…そうか…コイツもそうだったな……あー、その、悪かった。だからお前も抱き着くな!」
エースはルフィが恋に無自覚なのを悟る。そして、2人でギャーギャー騒いでいると
『あ!その刀…エースが持っててくれたの?』
「「あぁ?」」
「あ、そうだった。Aが置いて行っちまうもんだから焦ったぜ。」
『ありがとう。エース』
「いいって事よ。ほい」
エースから布に包まれた刀を受け取ると、ルフィとエースは樽の上で腕相撲をしていた。
『良かった…』
一安心したA。すると………
__グラッ
『あ、れ…?』
視界が歪み、力なく倒れる。その時エースとルフィの焦った顔を最後に目を閉じた。
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《やっと王の手に戻ったぞ》
《これで一安心じゃ》
《早う癒してやれ。精霊王達よ》
《__ ″はい″ 》
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__
_
『ん…』
「やっとお目覚めかい?具合はどうさね。」
『リン…アクアとクロは…?』
「2人なら外で見張りをしているさ」
『…迷惑掛けたね』
「いいや。Aはもっと私たちに甘えな」
寝ているAの頭をそっと撫でるリン。すると外が騒がしくなり外に出てみました。
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レン - スゲー面白かった (2019年8月2日 13時) (レス) id: 8d0f800742 (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ(プロフ) - サクラさん» ご愛読ありがとうございます!精一杯頑張ります!!!(*^-^*) (2019年5月5日 20時) (レス) id: ed2b51859e (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2019年5月5日 14時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きまぐれ | 作成日時:2019年5月2日 20時