一人暮らし ページ47
私はどうかしてるのかもしれない
ジンオッパが彼女を家に連れてきたあの日以来
自分でもその異変に気づき始めていた
あれだけ汚らわしいと蔑んだ目で見ていたはずなのに
ジンオッパの唇、指先を無意識に凝視してしまう自分がいる
「A？」
『っ、な、なに』
「なにって…そんなに見つめられると穴があいちゃいそうなんだけど(笑)」
『は、何いってんの！？バカじゃない？』
「バカって…最近のA、なんか冷たい」
『はぁ？超ウザイんだけど』
母さ〜ん！って泣きつくジンオッパに対して、反抗期かなんかでしょ。って適当にあしらう母を見ていたら、ちょっとだけ罪悪感が生まれたし
Aもやっと兄離れができるようになったのね。なんて言ってくるから余計に胸が苦しくなった
母が言うように反抗期、脱○○○○だったらまだマシだったのかもしれない
ジンオッパがその後も彼女を家へ連れてくる度、私は一人隣りにある自分の部屋で息を潜めた
案の定、しばらく経つと勉強中とは思えない声が壁を隔てて聞こえてくる
正しくは、盗み聞きしているのだけれども
声出さないでね。とジンオッパの優しく唱えるような声がすれば、それが始まりの合図
あっ、んっ…と甘ったるい声だったり、猫撫で声でジンくん。と言ってみたり、可愛いよ。大好きだよ。と囁くような二人の行き詰まった声がすれば身体の底が熱くなるような感覚に痺れた
彼女が帰った後も一人ベッドのなかで二人の行為を想像したり、ジンオッパの指先を見越して自ら快楽に溺れた
もしかしたら自分は変態なのかもしれないと真面目に悩んだりもしたけれど
思春期特有のそういったことにただ興味を示し始めているだけかもしれないと都合の良いように解釈した
ならばと自分に好意を寄せてくれている人といざ同じような行動をしようとしても虫唾が走るだけで、酷く落胆した日もあった
彼女に触れるように私にも触れて欲しい
彼女が喜ぶように私にもして欲しい
いつしか想像するのは決まって裸のジンオッパと自分の姿…何度も何度も止めようと思っても、その思考を止めることができないでいた
実の兄妹なのにあるまじき行動を密かに続けていた私にとって、幸か不幸か…ある転機が迎えようとしていた
「寂しくなるなぁー」
ジンオッパが大学合格を機に家を出ていくことが決まり
例の彼女とも別れ、本人は心機一転とか言って張り切っていたが
私は一人、酷い喪失感にかられていた
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ままさん。(プロフ) - ssk413さん» あやふやな結末ですみません(ｰｰ;)次はこんなのが読みたいと思ったらまた是非トライさせて下さい。こちらこそリクエストありがとうございましたm(_ _)m (2018年6月10日 12時) (
レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
ssk413(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございました！！ (2018年6月10日 11時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
ままさん。(プロフ) - レモンさん» 久しぶり（笑）リクエストありがとね。では、順番で(^_^)今構想を練ってる最中なので、しばしお待ちを… (2018年6月6日 15時) (レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ままさん。さん» 下の方と似ちゃうんですが…グクとその妹(主人公)とのイケナイ関係が見たいです！ (2018年6月6日 15時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
ssk413(プロフ) - ままさん。さん» ありがとうございます！楽しみにしてますね！えーっと、イケナイ系でお願いします笑笑 (2018年6月4日 19時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままさん。 | 作成日時：2018年3月9日 0時
