一人暮らし ページ43
大学生となった私は実家を出て
誰にも邪魔されることなく一人暮らしを満喫している
門限を気にすることもない
食べたいものを食べたいときに食べたって文句言われることもない
そんな悠々自適なライフスタイルを脅かす影が刻一刻と近づいていることに
このときはまだ気付くことさえできなかった…
それはある日突然やってきた
来客を知らせるベルが部屋中に響き渡る
まだベッドの中にいた私は
手を探りスマホを手にすると
時間を確認した
午前９時
講義は午後からだからまだ寝れたというのに睡眠を妨げられたという現実に腹が立っていた
それでも尚、ベルはなり続ける
おまけにスマホまで鳴る始末で
表示された名前を見て玄関先に誰が待ち構えているかが分かって、それが更に苛立たせた
何をしに来たのか分からないが、とにかくとっとと追い返してやろうとドスドスと足音を立てながら勢いよく○○っと扉を開けた
すると案の定、そこにはジンオッパが大きな荷物と共に立っていた
「A〜っ！！」
ドスッと手荷物のカバンをほおり投げ
その大きな両手を広げ、あっという間に私を包み込んだ
会いたかった。とギューッとこれでもかってくらいきつく抱きついてくるから抵抗すらできない
おまけにゆらゆらと身体を揺らすもんだから
最後の手段として唯一自由に動かすことのできる足でもって思いっ切りそのバカでかいスニーカーごと踏み潰してやった
けど素足にスニーカーじゃ痛みが強いのはどちらかというと私の方で(それでも身体は離すことに成功したからよしとしよう…)
「ちょっとお邪魔するね」
痛みに耐えてるすきにこともあろうか荷物を運び出し
うわぁー。と歓楽的な声を出し部屋のなかへとずんずん進んで行く
『不法侵入で通報するよ？』
「えー、なんでぇ？兄妹なのに」
とヘラヘラしながら笑って答える姿に
いや、マジで。とギロっと睨んでみても効果なし
何しにきたの？とやっと切り出すことができたにも関わらず
うーんとね…。とどうも歯切れが悪い
『それに、何なのその荷物』
「…A、一生のお願い！」
と図体のデカい男が頭を下げて手を目の前でこすり合わせる
なんとなく嫌な予感がした
その先を聞いてはダメだと咄嗟に判断した
『むり。マジで無理だから』
「えっ、まだなんにも言ってないよ？」
と、きょとんと得意気な顔をしてもムダ
その手にはもう乗らないから！
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ままさん。(プロフ) - ssk413さん» あやふやな結末ですみません(ｰｰ;)次はこんなのが読みたいと思ったらまた是非トライさせて下さい。こちらこそリクエストありがとうございましたm(_ _)m (2018年6月10日 12時) (
レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
ssk413(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございました！！ (2018年6月10日 11時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
ままさん。(プロフ) - レモンさん» 久しぶり（笑）リクエストありがとね。では、順番で(^_^)今構想を練ってる最中なので、しばしお待ちを… (2018年6月6日 15時) (レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ままさん。さん» 下の方と似ちゃうんですが…グクとその妹(主人公)とのイケナイ関係が見たいです！ (2018年6月6日 15時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
ssk413(プロフ) - ままさん。さん» ありがとうございます！楽しみにしてますね！えーっと、イケナイ系でお願いします笑笑 (2018年6月4日 19時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままさん。 | 作成日時：2018年3月9日 0時
