ユンギさんの飼育方法２

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『えっ…』









模範的なリアクション…


ま、そうなるわな


二人っきりだと思ったら余計なのがいるんだから







しかも、俺がな









『…なんで、』


「俺がいちゃ悪ぃかよ」


『いや、…そういうわけでは、』









…ふっ、そんなに邪魔かよ


俺だって別に来たくて来たわけじゃない


ナムがあんまりにもしつこく言うから…


なにが楽しくて二人のデートのお供をしなきゃならないんだか









TH「…ごめんね、急に」


『いえ』


TH「あと、迎え…行けなくてごめんね？」


『だ、大丈夫です…逆に目立ちますから』


TH「だね(笑)好きなもの頼んでいいからね？」


『…は、はい』


TH「じゃあ、ちょっと俺トイレ(笑)」


「はぁ？」









『……。』


「……。」









…なんの罰ゲームだ、これ



気まずいにもほどがあんだろ









「…ケガ」


『はい？』


「ケガはもう痛くねぇーのかよ…？」


『…これくらい平気です』


「…そうか」


『…はい』









…たく、おっせーな


どこまでトイレしに行ってんだよ、アイツは









『あ、あの…テヒョンさん遅いですね？』


「…あぁ。……ん？」


『……？』


「はぁーっ！？」


『えっ！？』









…ふざけんなよっ、テヒョナのヤツ！



宿舎に帰ったら絶対にぶちのめす！









『…どうかしましたか？』


「…帰った」


『はい？』


「…アイツ、トイレ行くフリして帰りやがった」


『…えっ、…そ、そんな…』









あのバカっ


俺にどうしろっていうんだよ…









(あとはよろしく！)



何がよろしくだ…



(…ヒョン、俺は諦めるつもりはないよ？)



そうかよ、



(ただ、好きな人には笑っていて欲しいから)


……。


(ちゃんと向き合って欲しいから)


……。



(…ただ、それだけ)









…やっぱりバカだな








でも、そんな奴に


気を遣われる俺は









大バカ野郎…かもな

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