ユンギさんの飼育方法２

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…あいつと俺との間に…？



ま、まさか…









『…ごめんなさい。謝って済む問題じゃないってことも分かってます…でも、どうしたらいいか、』



「…あいつは、…なんて？」



『…元々、堕ろすつもりだったって…』



「はぁ？」



『妊娠してたって分かったのはユンギさんと別れたあとだったからって、…でも、…多分なんですけど、Aさん…堕ろせなかったんじゃないかと…だって、あんなにユンギさんのことを』








マ、マジかよ…



だってそんなこと一言も









『ユンギさんには言うなって言われてたんですけど…でも、どうしても二人には…、だから、今からでも遅くないと思うんです…ユンギさん…、お願いします！…Aさんの元へ、もう一度、Aさんと、、』



「っ…、ふざけんなよっ！」



『……っ、』



「なんで今さらそんなこと言うんだよっ！俺とアイツは…」



『…私のせいだから…、全部…、私が悪いんです』



「…なんで、そうなるんだよ…」



『…お願いします…っ、お願いだから、』









これ以上話す気にもなれなかった…









全てを知った上で









Aは俺に近づいた









そして









何も知らずに俺はAを好きになった








…バカみてぇじゃねーか









別れた彼女が妊娠してたのも気付かず









アホみたいに簡単に恋に落ちて









さぞかし滑稽だったろうよ









もう何がどうなってんだか…さっぱりだ









『…Aさんと会っていただけませんか？』



「はぁ？」



『…ユンギさんに少しでもまだ気持ちが残ってるのなら、そばにいていただけないでしょうか…？』




「…っ、ざけんな！」



『っ、…ユンギ…さん？』



「そんなすぐに切り替えられっかよ！俺の気持ちはどうでもいいのかよっ！」









言ったろ？




…俺は、もう、…お前が好きなんだって…

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