BTSのヨジャメン (ページ7)

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YG「つーか、お前唄えんの？」

『…少し』

YG「ダンスは？」

『…そこそこ？』

YG「はぁ？」

『ヒッ…、す、すみません…』

ダメだ、すっかり怯えている…

YG「お前の実力によっては、色々と変更しなきゃならないんだよ！…ただでさえ、女なんだから、」

『…す、すみません…』

YG「まずは、お前の唄を聞いてからだな。新曲は聞いてるんだろ？」

『は、はい！』

YG「じゃあ、ブースに入って唄ってみろ。話はそれから、いいな？」

『は、はい…。』

キレイで伸びのある歌声…

クセもなく、心に直接語りかけるような、彼女の声は、そんな歌声だった…

NJ「…うん、いいんじゃない？(笑)」

YG「うーん…」

JH「納得いきませんか？」

YG「ソロとしてはいいんじゃねぇ？…でも、」

たしかに、ソロとして、バラード曲では映える歌声かもしれない…けど

BTSはHIPHOPグループ

せっかくの彼女のきれいな歌声では、埋もれてしまう

ましてや、男の中じゃ尚更だ

ひとしきり唄い終わった彼女がブースから出てくると

曇りきった顔をしている

YG「しょげた顔すんな、次はダンスな？」

『は、はい…』

場所を変え、練習室で彼女のダンスをみんなで見ることにした

JH「いきなり俺たちと合わせるのはムリだから、とりあえず１人で踊ってもらえる？」

『は、はい…』

YG「ダンスがダメだったら、PDだろうがなんだろうが、俺は認めないからな？」

ユンギヒョンがマネヒョンに、そう伝えると

構わないよ？っと、自信ありげな顔をした…。

当の本人は

さっきまでオドオドしていたクセに

曲が掛かり出すと

ガラリと目付きが変わり

見事に踊り切った

息さえ切れていない

JH「…すごいね！ねぇ、ヒョン！」

YG「…な、なんだよ、」

NJ「決まりじゃないですか？(笑)」

YG「はぁ？」

JM「うん、いいと思う」

SJ「…うん、ちょっと焦っちゃうなぁ(笑)」

満場一致って雰囲気のなか…

TH「Aー！！」

『えっ！？』

TH「すごいや！…もう、超すごい！かっこいい！」

『え、…あ、あの…』

興奮しきったテヒョニヒョンが

軽々と彼女を持ち上げ、ぐるぐると抱き掲げている

『えっ、ちょ、ちょっと、下ろしてください！』

少し恥ずかしそうにして、テヒョニヒョンからすぐさま離れた…