ありえない恋（テヒョン） ページ33
一目惚れなんて信じてなかった
だって右を見れば綺麗な人、左を見れば可愛い人
周りにはそういった人たちが溢れている
おかげで目が肥えた
そんな俺にも
初めて胸の高鳴りというものを感じた
喉が渇いて
たまたま入ったコーヒーショップ…
苦いコーヒーは苦手だから甘めのドリンクにしようと、メニューを凝視してると
視界の隅に入る女の子
俺はこのとき
ずっとありえないと思っていた
一目惚れをしたんだ
ふわふわした感じで、ニコニコしてる
目鼻立ちはハッキリしてて
でも美人というよりは、可愛いらしいに近い人
彼女がいるその店へ
頻繁に足を運んだ
外へ出るときはいつも深く帽子を被って、マスクもして、顔バレしないようにした
声だって極力出さない
注文するものも毎回同じもの
それでも彼女は、今日のおすすめは…と毎回ちゃんと説明してくれる
コーヒーの話をするときはどこか楽しげで、真剣な眼差し
結局は、いつもの…と言って頼むんだけど
ちょっとでも彼女の声を聞いていたいから
どれにしようかな？なんて、迷うふりをした
ある日、ジミナがコーヒーショップへ一緒に行くと言い出した
多分、ジミナの目的はコーヒーを買うことではなくて
彼女に会うことなんだってすぐに分かった
だって彼女のことをいつも話ていたから
「いいから、俺に任せておけって」
「余計なこと言わなくていいからね」
大丈夫だって、ジミナはそう笑ってたけど
何度も通いつめた俺なんかより
親しげに隣で彼女に話し掛けるジミナを見て、ちょっと妬けた…
「ねー、名前は？」
『えっ、…あ、Aです』
「可愛いね」
『いえ、そんな』
正直やめてくれと思った
ジミナは優しいから俺のためにしてくれてるんだろうけど
今まで俺に向けられた笑顔はマニュアル通りだってことは分かっていたし、変に思われたくもない
それにアイドルだってことがバレればもうここへはこれない
彼女を見ることができなくなるくらいなら、ずっとこのままでもいいとさえ思っていたのに
「一目惚れなんだろ？テヒョナが初めて好きだと思えたんだ、だったら一歩踏み出さなきゃ」
俺にはジミナがどうしても楽しんでるようにしか思えなかったけど
それでも、ジミナのおかげで彼女の名前を知れた…
コーヒー好きが高じてここでバイトしていることも
彼氏がいないことも
アイドルになんて興味がないこともね
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ままさん。(プロフ) - SK ジンニムさん» ぐふふ(o´艸`)ありがとうございます！短編集はまだ続きます。いろんなメンバーのお話を書いていきますんで、これからも御付き合い下さいませ(^^) (2018年8月11日 19時) (
レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
SK ジンニム(プロフ) - リクエストとかじゃないんですけど、やっぱりこの短編集むっちゃ好きです！！ これからも楽しみにしてます！！ (2018年8月11日 19時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
てつこ(プロフ) - ままさん。さん» いえいえ。え！後編でも？！ありがとうございます！ (2018年7月28日 23時) (レス) id: b59dde0298 (このIDを非表示/違反報告)
ままさん。(プロフ) - てつこさん» リクエスト通りに上手くピョンテ入りにできなかったです。落ち着いたら続編で再トライします！それまで気長にお待ち下さいませ<(_ _)> (2018年7月27日 15時) (レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
てつこ(プロフ) - ままさん。さん» いや、ちょっと嬉しすぎて飛び跳ねてました。←もう愛読させていただきます！！！ (2018年7月22日 17時) (レス) id: b59dde0298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままさん。 | 作成日時：2018年7月7日 21時
