【胸を締め付ける思い】雨宮太陽(6) ページ31
「･･･あの、太陽くん。私もずっと気になってたの。
お婆ちゃんが退院した後･･･一度お見舞いに言ったんだ。でも、看護師さんがね･･･『雨宮くんは転院したよ』って教えられたんだ。」
「そう･･･だったんだ。」
太陽くんは胸をキュッと握りしめて、
笑顔でこう言った。
「僕のこと、気にしてくれてたんだ」
「うん、勿論だよ。だから太陽くんと藤城で再開できてとても嬉しかった。」
「･･･君は、あの時から変わらないよね」
私が言った時、太陽くんは少し複雑そうな顔をした。
「でも、あの頃に比べれば少し大人になった、って感じだけどね」
「･･･そう、かな？私にはよくわかんないや」
私がそう笑うと太陽くんもくす、と笑い
「うん、やっぱりそうだ。僕･･･君に会うためにここに来たんだよ」
「そう、なの？」
「･･･うん、きっとそう。
君がこの場所にいなければ、来なければ･･･
僕はきっと『ここ』には存在しなかった。
だから、本当は偶然だけどやっぱり必然なんだね」
太陽くんは目を瞑りながら、深く深く考えていたのだった。
私は、その太陽くんの姿に少し心を緩ませていたのであった･･･。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光良ななみ(プロフ) - 霧屋りんさん» では、気長に待つことにします。レス返しありがとうございました。それと突然の訪問、本当にすみませんでした (2014年8月6日 14時) (
レス) id: a2427be93e (このIDを非表示/違反報告)
光良ななみ(プロフ) - 霧屋りんさん» あ、なんかこちらこそすみません。人様の事情も知らないで迷惑ですよね……。 (2014年8月6日 14時) (レス) id: a2427be93e (このIDを非表示/違反報告)
霧屋りん(プロフ) - 光良ななみさん» あ、すみません･･･、基本ボードはちょっと見れてなくて･･･、放置状態なんです (2014年8月6日 13時) (レス) id: d78f6dc247 (このIDを非表示/違反報告)
光良ななみ(プロフ) - すみません。霧屋りんさんのボードの方で３日前にまたコメントさせて頂いたのですが、お返事がこないので確認という形でここにコメントさせていただきました。迷惑だったらこのコメント消していただいて結構ですが、ボードの方を見ていただけないでしょうか？ (2014年8月6日 10時) (レス) id: a2427be93e (このIDを非表示/違反報告)
霧屋りん(プロフ) - ゆーみやン＠天馬のﾓﾃﾞﾙがｶﾞﾁでいるらしいさん» ありがとうございます、これからも更新頑張っていきますねo(^▽^)o (2014年8月4日 18時) (レス) id: d78f6dc247 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霧屋りんはボイフレ勢 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2014年6月1日 21時
